kinkyboots■ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ 日本版」新国立劇場 中劇場 18:30開演(上演時間:約2時間25分※休憩20分)
脚本:ハーヴェイ・ファイアスタイン、音楽・作詞:シンディ・ローパー
演出・振付:ジェリー・ミッチェル
日本版演出協力・上演台本:岸谷五朗、訳詞:森 雪之丞
出演:小池徹平、三浦春馬 / ソニン、玉置成実、勝矢、ひのあらた / 飯野めぐみ、白木美貴子、施鐘泰(JONTE) / 穴沢裕介、森雄基、風間由次郎、森川次朗、遠山裕介、浅川文也 / 佐々木誠、高原紳輔、中村百花、丹羽麻由美、舩山智香子、清水隆伍、加藤潤一 ほか
パンフレット ¥2,000
 
春馬の舞台を観るのは、この時以来。お芝居のテイスト自体が全く違うものなので、比較するのもなんですが、春馬にはこういう華やかな舞台(唄って踊っていう方)が似合うなーと思った。いや、似合うというのとも違うかもしれないけれど、今回唄うシーンが多かった(そりゃ、ミュージカルですから)のだけれど、声の伸びもボリュームも滑舌もそして迫力もあって、すごく素敵だった。ドラァグクイーンとしてとても奇麗なんだけど、表情豊かで(そのせいで凄く不細工な顔もする)、ああ、こいいう演技出来るんだぁ、、となんか圧倒されたかな。大袈裟かもしれないけれど。シゴかれればちゃんと成長するんだね。男の子って(男に限らんが)。今年の「エリザベート」での大我を観ても思ったけれど、唄える(もちろん上手でね)って強いね。
 
徹平くんも良かった。今回、あらすじ等、まったく前知識なく行ったんで、実際どういう役柄を演じるのか知らなかったのだけれど、とてもハマってた。そして彼も歌が上手い。そしてソニンちゃん。ま、色々と崖っぷちな時があったのを経て、ちゃんと自分のポジションを確保してるしたたかな感じも含めて好きです。昨年の菊田一夫演劇賞、おめでとうございます(←お前に言われても、、って感じでしょうが)
 
9月にシアターオーブでやる凱旋公演でもう一度観れるのが楽しみです。&パンフの制作陣の中に、身内の名前があるとちょっと上がるね(笑)。思わず、写メって本人宛にLINEで送りつけてみました。ふふふ。
■概要こちらから引用
【イントロダクション】
2013年のトニー賞で作品賞をはじめとする6部門を受賞する快挙を成し遂げた大ヒットミュージカルのオリジナルスタッフ陣が集結し、人気と実力を併せ持った日本人キャストで贈る最高傑作『Kinky Boots』

経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子チャーリーが、ドラァグクイーンのローラに出会い、差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程を描いた本作品は、2005年のイギリス映画「キンキーブーツ」をミュージカル化したもので、シンディ・ローパーのパワフルで最高に魅力的な書き下ろしの楽曲の数々が大きな話題を集め、今もなおブロードウェイで人気を集める大ヒット作品。
主演のチャーリーとローラには、高い歌唱力を武器に近年ミュージカルでの活躍がめざましい小池徹平と、卓越した歌とダンスで舞台での評価も高く、ブロードウェイミュージカルに初挑戦となる三浦春馬の初タッグ!困難な中でも自分らしく生きることの大切さを教えてくれる、笑いと感動に溢れたブロードウェイミュージカルの最高傑作、日本版「Kinky Boots」が遂に初上演!

【あらすじ】
イギリスの田舎町ノーサンプトンの老舗の靴工場「プライス&サン」の4代目として産まれたチャーリー・プライス(小池徹平)。彼は父親の意向に反してフィアンセのニコラ(玉置成実)とともにロンドンで生活する道を選ぶが、その矢先父親が急死、工場を継ぐことになってしまう。
工場を継いだチャーリーは、実は経営難に陥って倒産寸前であることを知り、幼い頃から知っている従業員たちを解雇しなければならず、途方に暮れる。
従業員のひとり、ローレン(ソニン)に倒産を待つだけでなく、新しい市場を開発するべきだとハッパをかけられたチャーリーは、ロンドンで出会ったドラァグクイーンのローラ(三浦春馬)にヒントを得て、危険でセクシーなドラァグ・クイーンのためのブーツ“キンキーブーツ”をつくる決意をする。
チャーリーはローラを靴工場の専属デザイナーに迎え、ふたりは試作を重ねる。型破りなローラと保守的な田舎の靴工場の従業員たちとの軋轢の中、チャーリーはミラノの見本市にキンキーブーツを出して工場の命運を賭けることを決意するが…!