■シアターコクーン・オンレパートリー2015「地獄のオルフェウス」Bunkamuraシアターコクーン 18:30開演(21:40頃終了)
作:テネシー・ウィリアムズ、演出:フィリップ・ブリーン、翻訳:広田敦郎
出演:大竹しのぶ、三浦春馬、水川あさみ、西尾まり、峯村リエ、猫背 椿、吉田久美、深谷美歩、粟野史浩、チャック・ジョンソン、冨岡弘、中村彰男、真那胡敬二、久ヶ沢徹、山本龍二、三田和代
 
春馬が出るってことだけで、前知識全く無しで会場入り。翻訳劇だったのね(って、タイトルで判れ)。いいお席だったのですが不覚でした。ちなみに並びの席にに遅れて到着した男性2名連れの片割れ。座って10分でぐーぐー、いびきかかれてました。そんなにすぐ?ほとんど観てないと思われるのに、幕間に連れの男性にすごーく熱く春馬を褒めちぎって語っていたのにはびっくり。寝てたのフェイク?(←それともお連れがアミューズ関係者かしら)。
 
それはさておき、テネシー・ウィリアムズの舞台(←間違い、正しくは翻訳劇全般。終わってる)を苦手としているので、内容はそんなに頭に入って来ませんでした。冒頭、峯村リエさんと猫背椿さんのふたりで噂話(状況の説明的な部分あり)を20分くらいする芝居をするのだけれど、内容を理解しなくてはという本能が生まれてちゃんと観れました(このお二人のお芝居が好きなのもあるけれど)
 
具体的な感想は無理なので、春馬を観た感想を(なんですか、それ)。一回りガタイが良くなった気がしました。衣装も身体にフィットというよりも、ダボっとしたシルエットだったので、余計大きく見えたのかもしれないけれど。いや、見えただけぢゃないね。上半身を脱いだ際、すごい身体になってたや。今回は流しの弾き語りという役柄、ギターを弾きながら歌うシーンが何度かあったのだけれど、歌、上手くなったよね(何を上から)。こんなに歌えると思ってなかった。素敵でした。
 
あと、あさみっち。この間、一気にドラマ「ゴーストライター」を観たばかりで、由樹ちゃんのイメージが頭にあったのだけれど、ちゃんとキャロルが憑依してました。あさみちゃんの舞台は「THE 39 STEPS」以来でしたが(っても、あれが初舞台だったんだよね?たしか)、よかったです。いや、役はぜんぜん良くわかんない役だったけれど(笑)。彼女は映像でも、舞台でもちゃんと成り立つ女優さんですね。
 
そして、大竹さん。歳を確認したくて改めてプロフィールみて、彼女と自分が10歳しか変わらないことに驚く。そんなに歳離れてないのかー。びっくり。以前より、すっかり痩せられたよね。なんか顔も小さくて首元からかなりすっきりしてて、ああ、あたしも頑張らなくては、、とか芝居とは違うこと思ってました(だめぢゃん)。
 
劇評は出来ませんが(←ダメダメな理解力だから)、お話としては、ひどく救われない暗い結末。今度は、ハッピーは明るい春馬が観たいなぁ。能天気なくらい明るい役。楽しみしております。うん。あたしはその方が観たいみたい。