■「手紙」(2006年:GAGA)シネトレ試写会 イイノホール 18:30上映 原作:東野圭吾、監督:生野慈朗、出演:山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカ 等
 
この手の映画には弱いとは元々自覚はしてましたが、ラスト近くにオフコースの「言葉にできない」が流れた途端、これはズルイと思ったですよ。一緒に観ていた職人も、終わった途端に「『言葉にできない』は反則だよなぁ」と言ったのには、ちょっと笑いましたが。
 
そんなことで、本日は久しぶりに当たった試写会へと行って参りました。山田&沢尻コンビの「タイヨウのうた」を観ているので、不思議な感じ(まだ最終回までは辿り着いてないのだが)。でも、こっちの映画の方がずっと前に撮影していたものなんだよね。ふーむ。そうか。しかし、ここのところの沢尻嬢の活躍ぶりには目を見張る限り。でもね。やっぱり、あたしにとってのベストオブ沢尻(なんぢゃそれ)は、「あいくるしい」でのほのかちゃんですが。そんなのどうでもいいのか。
 
東野氏の原作を読んでないのですが、「手紙」を通してのヒトとの繋がりとか、どうしても自分の主観でしか見ることができない、どうしようもない人間の性の悲しさとか、そんなものをじんと感じさせるお話でした。
 
兄役だった玉山くんは、その反則な(笑)「言葉にできない」の流れているシーンでの姿は良かったなぁ。色々と彼以外にしても役の設定とか、無理のある部分(山田くんがお笑い志望とか、恋人となる女性が社長令嬢とか)もあったのですが、このシーンの悲しさとか後悔とかそして嬉しさとかが、観ている側にぐっと伝わったんぢゃないかなぁ。あと、山田くん演じる弟のお笑いの相方役の、尾上寛之くんもいい。今後、ちょっと気にしてみようと思います。杉浦直樹氏もよかったです。流石。
 
試写会ってどうしても当たりハズレがあるので、行ったあとに「失敗したーー」ということもあるのだけれど、「手紙」は観ても損はなかったです。冒頭で触れたように、こういうお話には弱いので、しっかり泣かされてきましたし。ふー。泣くといえば、予告篇で流れた「サッドムービー」。本気で泣かす気満々。しかし、チョン・ウソンの姿を久しぶりに観て、ちょっとときめいた、、、かなと一瞬思ったのだけれど、やっぱり彼は「私の頭の中〜」の時のビジュアルに勝るもんはないなと、再確認してしまったのでした。でも、これの試写会も当たれば、もちろんタオル持参でちゃんと行きますが(行くのかよ)。